Maryland での自動車運転免許取得について(経験からの情報)(update on: 6th January 2006)

 

第一章   事情

第一節     Maryland州では

米国での身分証(ID)として、運転免許証は広く使われています。そのため、運転免許証の発行に関しても、色々と面倒な手続きが行われています。本人確認などの書類が面倒になっていますので、十分に書類をそろえておくことが、スムーズな手続きに繋がります。メリーランド州での運転免許の取得は、他州に比べて、面倒な面があります。ことさら、日本での運転免許を持っていない人、未成年者(20歳以下)は、運転できる時間範囲や、運転する際の条件等が付されます(Rookie Driver)。http://mva.state.md.us/MVAProg/ROOKIEDRIVER/default.htm また、筆記試験に合格すると、ともかく仮免許がその場で発行されます。この仮免許で、運転暦3年以上の人が同乗し、練習運転をしその記録を提出して、次の試験を受けることも出来ます(つまり実技試験のための練習ができるということ)。

日本の運転免許証を持っていて、運転免許証の最初の取得日から3年以上経っている人は、最初から運転免許を取る人に比べれば容易に運転免許を取得でき、その運転免許には、条件が付されない免許(full license)が与えられます。

Maryland state では、州の法律により、他州の運転免許、他国の運転免許(日本の国際運転免許証含む)は、Maryland 州の住民となった日から起算して60日(以前は30日だった)しか有効ではありません。60日を過ぎて運転すると無免許運転扱いとなりますので、それまでに運転免許を取る必要があります。(2005年11月現在、入国後1年間有効と言う回答を貰った知人がおりますので、システムの運用が変った可能性があります。ただ、この手の回答は、回答する窓口の人により違っている事が往々にしてあるのであまりあてには出来ません。)

Maryland state には、MVA(Motor Vihegle Administration)という機関が、運転免許の発行、運転免許を持たない人へのIDカードの発行、車の登録、選挙人名簿の管理、陪審員候補者リスト作成などの手続きを行っています。およそ、各County(郡)毎に、MVAがあり、また、簡単な手続きだけ(免許の更新、住所地の変更等々の手続き)を行う支所が、ショッピングモール内などに何箇所かあります。運転免許試験業務を行い、新規の運転免許発行を行っているのは、各カウンティにある6つのMVAだけです。自分の住居地に関らず、どこの郡のMVAでも運転免許試験を受けることが出来ます。つまり、あるMVAが混んでいれば、別のMVAで手続きが出来るということです。

運転免許を得るには、次の三つの条件を満たさなければなりません。1)3時間の薬物・アルコール講習の修了証。2)法規試験にパス。3)実技試験にパス。

Maryland MVA についての詳細は、HPをごらんになると良いかと思います。

       http://mva.state.md.us/

NIHに勤務し、通勤している人(Bethesda周辺)だとGaithersburg MVAが比較的近くになりますが、Beltsville MVAもそれほど遠くない距離(車で30分〜40分)にあります。

 

第二節     運転免許試験の予約などについて

2005年3月現在、Maryland state MVAでの運転免許試験に関して、筆記試験については予約が要らなくなりました。筆記試験については、直接MVAに行き、受け付けられるようです(2005年3月1日現在)(外国人が、外国の免許を元にして、新たなMD州の免許を受ける際には、翻訳等々の理由と言う事で予約が必要との事です。当該外国人の一日当りの受験者人数を制限しています。最初、VISAやパスポート等の書類の審査をし、数ヵ月後にMVAから受験許可の連絡が電話で来るそうです。許可が来た後は、一般の受験者と同じように受験できるそうです)。一方、実技試験(Road test)は、全て予約制(appointmentが必要)です。また、予約の為は、筆記試験の合格証とナンバーが要求される場合があり、筆記試験合格に先立って、実技試験の予約が出来なくなっています。1-888-212-4709 に電話をして、音声ガイダンスに従い、新規運転免許試験の予約を選ぶと、オペレーターに繋がりますので、運転免許試験の予約をしたい旨、伝えます。すると、どこの試験場が希望か?何時が希望か?あなたの電話番号は?と、聞かれますので、答えてゆきます。MVAでの予約は、全て電話番号で管理されているため、電話番号がないと予約ができません。この予約で注意する事は、「外国の運転免許を既に持っていて、MDの免許試験を受けたい」という事を伝える事です。そうしないと、免許を持っていない人が受けるのと同じ扱いとなり、最初の一年半(?)間はルーキードライバーとしての期間が課されます。

MD内で認められている、州外の運転免許(国際運転免許証も含む)の有効期限が60日となっていることから(2005年11月現在では1年に延びているようです)、上の事情で運転免許試験を受けようとすると、免許取得までに2ヶ月を優に経過してしまいます。Beltsville MVAでは、外国人に対する特例として、早朝から、窓口に来た人に対して、予約なしでLaw testを受験する機会を与えています。ただし、このプログラムは、たくさんの人がアプライしているので、朝7時よりも前から、MVAの前で行列を作り、受け付け開始まで待つ必要があります(午前7時位で10〜20人前後、8時頃には、100人くらいの列になっている)。

 

第三節     3時間薬物・アルコール講習について

最近、Maryland stateでの運転免許を受ける場合には、事前に「3時間薬物・アルコール講習」を受講し、修了試験にパスする必要があります。この講習会は、色々な所で行われており、予約制と非予約制のものがあります。NIHの近くだと、Bethesdaのものは予約制、Rockville(駅から近く)の教会で行われているのは予約なしで受講できます(毎週月曜日18:00〜21:30 直接会場に行けば受講できます)。

Rockvilleでの講義は、メトロ(Red Line)のRockville station 西方(モンゴメリーAve.すぐ東)ビル51という大きいビルの裏側にある、教会(茶色い塔のある教会)の地下1階の講義室であります。18:00少し前から受付が始まります。部屋に入ったら、身分証(パスポートやVISA)を見せ、小さな紙に、自分の名前、住所、電話番号等々を記入して、講義代金$30を支払います。講義の資料の紙を渡されますので、講義が始まるまでに、ざっと眼を通しておきます。

講師の人により、内容は色々なようですが、Rockvilleでの講義は、とても面白く、薬剤・アルコールだけの話だけではなく、免許を取った後、パトカーに止められた時にはどうするか? 子供を深夜運転させないようにしよう!などの、話も交えてくれて、とても役立つものです。講師の女性の方もとても面白く話してくれます。

21:00で講義が終わり、続いて終了試験があります。貰った資料を見ても構わないようで、見ていても特に注意をされません。資料には、問題の回答になる内容が書かれています。修了試験は20問で、時間制限はありません。既に日本人のコミュニティの間に修了試験の問題が出回っていますので、予め見ておくことをお勧めいたします。講義の最後の方で、修了試験に出る問題に関しての答えを話してくれます(問題を横目で見ながら喋ってくれる)が、英語がかなり堪能であることと、医師薬系(あるいは生理学・薬理学・生化学の予備知識のある人)などでないと、その話だけを手がかりに問題を解くのは難しいと思います(特に薬品の名前が沢山出てくるので、耳慣れない人はつらい)。

修了試験に回答を書き終えたら、前のテーブルに持ってゆきます。その場で、採点してくれます。合格だと、立派な(でもペラペラな紙)修了証書が手渡されます。これは、免許試験合格後に必要なので、大切に取っておきます。扱いについては、講義の中でも話されますが、免許試験の申請の際に、出してしまうと捨てられてしまう可能性があるので常に、自分の手元において置く事、提示を求められたら、示すだけでOKなので、手放さないようにすることが大切です。最後の免許申請の際も、返却してくれます。記念に額にでも入れて飾っておきましょう。

 

第四節     Eye test

先ず、MVAに入って、Law testの受付を行います。受付で始めて受験票が作成され、名前と共に自分のコードがMVAのコンピューターに記録されます。このコードは、米国の東部の各州で共通のデータベースとして使用されるコードです。免許履歴などが記録されます。

受付に、パスポート、日本の免許証、国際免許証等を手渡します。その後、住居証明になる書類(銀行からの封筒等)を求められるので、2種類以上の書類を提示します。その住所に従って、免許の住所が書き込まれます。奥さんなどで、奥さん宛の郵便物が来ない人は、何か郵便が来る様な手続きをしておく必要があります。私の場合には、銀行の口座をジョイントアカウントとしてあるので、私と奥さんの名前が併記されています(これで一つ)、また、なぜだか、ガス会社(ワシントンガス)の登録の時に、奥さんの名前も言ってあったので、ガスの請求書も奥さんの名前が併記されていました(これで2つ目)。この他には、アパートの賃貸契約書のコピーなどが証明書として使えます。アパートの契約書には、住む予定の人の名前が全て書かれています。

書類を作成している間に、視力検査があります。視力検査は、受付カウンター脇に備え付けられている装置で行われます。覗き窓の中に、アルファベットが、並んでいます。その一番下(一番小さい)を左から順に読み上げて行けばOKです。途中で、受付の人が、右目や左目をマスク(見えなく)しますが、お構いなしに、どんどん読み上げれば終わります。その後、左右の両端に、LEDが点滅します。点滅が見えたほうを(Left,  Right,  Both)と、答えます。それでOK。眼の検査が終わった頃に、書類が出来上がり、データ入力も終わっています。受験用紙(と言っても、映りの悪いコピーなのですが)に名前などが書き込まれた用紙を渡され、Law test roomに行くように言われます。提出した書類を全て返してもらったか(特にアルコール講習終了証は大事)確認をして、筆記試験の部屋に向かいます。

 

第五節     Law test

視力検査が終わったら、Law testを受けます。試験室に入ると、部屋の前に、受付があるので、先ほどの受験用紙を渡します。このとき、パスポートや国際運転免許証などの書類を示し、本人であることを示します。筆記試験(Law test)は、タッチスクリーンの付いたCRT上で行う(computer test)と、紙に印刷された問題が渡され、マークシートを塗って回答する(paper test)が選択できます(Gaithersburg は、computer testのみ)。選択が出来る場合には、コンピューターか?と、たずねられます。また、英語、スペイン語が選択できます。何れも、試験時間は15分です。辞書は、”dictionary”と言うと却下されますので、翻訳機などを持ってゆく時は、”transrator”と表現します。

試験内容は、MVAで配布されているThe Maryland Driver's Handbook (下のリンク参照)の中身に対しての問題です。かなり、細かい事まで問題に出るので、よく読んでおく必要があります。これまでに、色々な方のHPに過去問題が公表されていますが、最近、問題の傾向が変わってきているようです。過去問題と同じものは半分ほどです。このハンドブックは、MVAのインフォメーションに沢山積んでありますので、無料で持ち帰ることが出来ます。一般用、事業用、スペイン語バージョン等々あるので、自分に必要なものを選び貰ってきます。

http://www.marylandmva.com/Resources/DL-002A.pdf

http://www.marylandmva.com/Resources/DL-002B.pdf

不運にも、不合格だった場合は、翌日、受験できます。受験用紙を返してもらうので、翌日それを持って受験室に直接くれば、受けることが出来ます。それでも、不合格の場合には、1週間後に再受験できます。その後は、一週間後毎に受験できます。他の試験場に行っても、番号が登録されているので、規定の日数を待たなければ受験できません。

 

第六節     Road test

筆記試験をパスしたら、実技試験です。実技試験は、日本の運転免許試験に比べれば、非常に簡単です。課題は、3つで、1)縦列駐車(pallarel parking) 2)方向転換(turn) 3)直線バック(back) です。他は、交差点の安全確認や、一旦停止の励行などがチェックされます。注意事項としては、各課題のところに、ポールが経っていますが、このポールに車が触れないように運転することが大切です。多少もたついても、時間がかかっても構わないのです。

実技試験も予約が必要です。MVAによっては、筆記試験の合格証が無いと、実技試験の予約が取れないところがあります。Beltsvilleでは、予約が取れます。また、電話(筆記試験の予約と同じ番号)で予約が可能です。

実技試験は、受験者が持ち込んだ車で試験をする為、実技試験を受験するためには、車が必要となります。縦列駐車などがあるので、自分が慣れた車か、小さめのレンタカー(コンパクト、スモールコンパクトなど)で、受験するのが良いと思います。大きい車だと、それなりに車両感覚をつかまなくてはならないので不利になります。

試験コースの基本的レイアウト、幅などは、どこの試験場でも同じです。一人が走るコースは、それほど長くなく、多くの試験場では、同じようなコースが3〜5レーン並列に作られており、その何れか(空いている所)を使って試験を受ける事になります。

 Beltsville 試験コースの例

 

第七節     免許の申請

実技試験に合格したら、いよいよ運転免許の申請です。

1) 運転免許試験受験用紙(視力テスト、筆記試験、実技試験の合格が書き込まれているもの)

2) パスポート、VISA、I-95などの入国書類

3) 住所が証明できる書類次のような物から2点

a.     NIHFCUなど、銀行からのバンクアカウント明細書類など

b.     Washington GAS、Verizon、Pepcoなど、公共料金の請求書など

c.     NIHなどからの通知の書類(こんなもの来ないと思うけど)

d.     借家の賃貸契約証など

4) 3時間アルコール講習証明証

5) 日本の運転免許証・国際運転免許証・日本運転免許証の翻訳(日本大使館で作成してくれる。無くても作成してくれる)

6) MVAからダウンロードした申請書類(無くても良いが、あると便利)

http://mva.state.md.us/OnlineServ/DOCS/DL-011(1-03).pdf

7) 免許申請料金:$50 現金・チェックなど

を準備してInformationに行き、全ての試験にパスしたので、免許の申請をしたいと言う。すると、Aから始まる受付番号を渡され、ロビーで待つように指示される。掲示板に、カウンター番号と、受付番号が表示されるので、自分の番が来るまで待つ。

自分の番が来たら、窓口に行き、合格書類を手渡すと、上の書類を要求されるので、順番に手渡す。特に、6)の書類を記入しておくと、特別な質問(身長・体重・人種、日本の免許の有効期限(元号で書いてあるので、米国人には解らない)、最初に免許を取った日付(これも元号で書いてあるので、西暦に換算して答える)など)も受けず手続きがスムーズ。受付後、写真を撮られ、電子サインをさせられ(これは、しっかりと書いたほうが良い。このサインが免許証に書き込まれる)その場で免許が発行される。

注意:窓口の処理速度が遅いために、大抵、2時間〜4時間は待たされるので、そのつもりで出かけたほうが良い。Gaithersburgの方が、処理が若干早い。Beltsvilleは、客が多いのもあり時間がかかる。でも当日中に免許をくれます。

 

 

第二章   実際の取得の事例

 

これは、私がBeltsville MVAで受験した時の記録です。何かのお役にたてばと思います。

Beltsvilleでの事例と奥さんのGaithersburgでの実地試験の経験です。次の通りです。

    この例は、2004年1月までの例です。2005年では、予約の手続き、MVA内部の受け付けカウンターのレイアウト等が変更されています。

 

第一節 準備

 運転免許を得るために必要な書類等を準備する

1)パスポート・VISA・I-95

2)日本の運転免許証・日本の国際運転免許証

3)住所を証明する書類:

     ・NIHFCUからの残高証明書類・クレジットカード送付書類(封筒も必要)

     ・ワシントンガスの請求書書類

4)3時間アルコール講習の修了証

5)日本の運転免許証の概要の翻訳(日本大使館で作成してもらった。しかし、実際にはMVAでは見なかった)

6)SSN(もし、持っていれば必要)

6)出生証明書(奥さんの場合必要)・この書類は、日本大使館に戸籍謄本と共に申請することで作成してもらえる。

 を準備しておく。

 

第二節     実行

1)    MVAに予約電話をするも、英語がよく判らず、予約ができていたかどうかも不明だったので、直接MVAに行く。

Gaithersburg MVAでは、予約が確認できず、7週先になるといわれた。とりあえず、そこを予約しておく。もっと早くならないのかと言ったら、他の試験場に行けと言われた。

Beltsville MVAでは、6週間先となると言われた。「もっと早く受験できないのか?MDの法律で、国際免許証が、60日間しか許されていない」と言ったら、2)の仕組みがあることを教えてもらう。

 

2)    外国人に関しては、特例として、早朝から並んでいれば、予約なしで受験するチャンスがある(保障はできないですが、受験できる可能性が高い)。

・朝7時までに、MVAに行き、前から10人以内に並べれば、先ず受験可能。

・Informationのオバちゃんにより、30番目位の人まで受験できる日もある。

・書類が揃っている場合には、informationに行かず、直接、受験窓口(36だったと思う、入って右のカウンター)に行っても大丈夫(早朝であれば)。←これが、一番早い。

・受付で必要だった書類は、(この時点で翻訳は不要)

   ア)パスポート、VISA、I-94

   イ)日本の運転免許証・国際運転免許証

   ウ)NIHFCUからの、封筒と氏名が確認できる手紙

    (クレジットカードの送付書や、銀行の決済証など)

     Verizon(電話会社)からの、請求書

    (奥さんの分は)

NIHFCUは、ジョイントアカウントなので、名前が併記されていた。

Pepcoの請求書かなにかが、二人の名前になっていたので、それを利用した。

 

朝7時から入り口がオープンする8:30まで、まだ夜が明けきらない薄暗い中、氷点下の寒空に、吹きさらしの場所で、2時間近く待つのは、かなりの苦痛を伴います。十分暖かい格好をして並びました。

最初の日は、21番目でアウト、翌日、再び並ぶ。2日目は、受付の人が別の人で、並んだ人のほとんどが受験させてもらえた(受付の人により、機会があったり無かったりする不思議さが残りました)。

 

3)    眼のテストは、Law test のアプリケーションを作成する際に、申請窓口で行われるので、事前の診断書等は必要ない。

   ・眼のテストは、簡易視度計のようなもので、一番下の(小さい)アルファベットを左から順に読み上げればOK

   ・視野140度という条件があるので視野テストがあります。殆ど真横の左右に、LEDが点滅する(とても判りにくいので、注意して左右の両脇を見ます)ので、Left, Right, Bothと、言えばOK.

 

4)    筆記試験は、コンピューターとペーパーが選択できた。言語が、英語とスペイン語で選択できる

一回目の筆記試験が不合格だったら、翌日、再度受験できます。この際には、列に並ぶ必要もなく、8:30頃に、MVAに来て、そのまま、試験室に入る(か受験待ちの列に並ぶ)ことが出来ます。

 

5)    筆記試験にパスしたら、実技試験の予約をする。(同じ日に受けられない)。

   実技試験の予約をあらかじめ電話で行って置くと、少しでも早く受験可能。

   ・電話での予約の際は、Driving test  or Road test と言わないと、Law testの予約がされてしまう。

   ・電話での予約の際は、電話番号のみ聞かれるので、筆記試験合格前に予約が可能(最近、Low testの合格番号を聞かれる事があると言う話です。この場合は、筆記試験合格後でないと予約を作ってくれません)。

私の場合には、以前、電話した電話予約が、実は、その4日後に登録されていたことが判明。そのまま、その予約を使って実技試験を受けることができました。(なんと、予約は出来ていたのでした。実技試験のしかもBeltsville MVAに予約されていたとは(^^;; )

 

6)     Beltsvilleの実技試験は、完全に敷地内での試験で、Geldethbergであるような一般道の横断や合流がなく、その分楽。さらに、右回りのコースなので、右折ばかりだからこの点でも楽。(最後に、スタート地点に戻る際に、一回だけ左折がある)

・実技試験に使う車両は、ナンバーを控えるのみだった。(登録証や、保険証などのチェックは無かった)

・従って、誰かの車を借りていても受験可能と思われます。

実技試験では、名前の確認だけが行われた。

Gaithersburgの試験場では、

実技試験に使う車両のチェックはきちんと行われる。特に仮ナンバーが、州外であったら受験できない。MDの仮ナンバーならOK.

試験官が乗車してから、色々と説明や注意がされる。(Beltsvilleでは、まったくなく、直ぐにスタートさせらる)。

試験待ちのレーンが沢山あり、左のレーンからの出発だと、一旦、右に車線変更する必要があり、やりにくいように思う。

試験官は常時、3〜5人が試験を担当し、試験コースが前の受験者で、塞がっていて待たなければならないことがある。

試験終了時にも、注意や説明等がある場合が多い(逆に考えると、親切なのだが)。

 

7)     試験合格後、免許申請の際に、日本の運転免許証の翻訳があると手続きがスムーズに行く(無くても書類は作成されるが、平成→西暦などの換算をして、いちいち質問に答える必要があるので、面倒)

別紙のような書類をあらかじめ準備しておくと、ほとんど質問を受けずに、免許が作成される(MVAからダウンロードした

この紙には、身長・体重・人種・日本の免許証の最初の取得年月日などを記入する欄がある。

  

   Beltsvilleの試験コースは、

スタート、直進、右折で、コースに入ります。

縦列駐車、転回のあと、右折2回(内一回は右カーブ)、

直線道路に出て、バック、直進して、左折すると、

スタート地点に戻るコースです。

 

1)発進時は、左ウィンカーと左確認。

2)停止時は、右ウィンカーと右確認。 が、原則。

3)その他は、行きたい方向にウィンカーを出し、安全確認。

4)十字路、合流などは、左右を確認。

5)動作の遅れが出ないように、速度は、ゆっくりと走行する。

6)(どの車線に入るかなど)判らないときは、その都度、聞いて確認する。(私は、右折の前に2車線ある場合は、いったん停止して、指を指してどこのレーンに入るかを確認しました)。

7)試験中、安全確認を声に出して(独り言のように)やりました。覚えている限りの会話は、、、、( )は、試験官の言っていたと思われる事と、(R sig)は、右ウィンカーONの意味。

 

   受験前の準備

(前の人が出発したら)スタート地点に車を進める。

ラジオを切る。エンジンを停止。ハンドブレーキを引く。

運転席側の窓を開けておく。

 

  実際の実技試験での会話(詳細は曖昧ですが、ほぼこんな感じ)

   前の人が終わり、試験官がやってくる。

     Hello ! (試験官に書類を渡す。試験官後ろに回って、ナンバーを控える)

     (試験官乗り込んでくる)

(Yasi ?  Yasu shi  Kadaka?)

     Yes sir, I'm Yasushi KODAKA.

I appreciate you, if you speak English slowly Sir.

   (試験官にたにたしている)

     (start) いきなり言われたので、ちょっとびっくり。

     Fasten seat belt. please. (試験官まだ、シートベルトしていなかった)

     (エンジンを掛ける)

     Door Lock OK. Release parking brake.

     Left OK, Right OK, signal ON(L sig), Left back OK, start.

     (標識なしの交差点)

     (十分減速、ほとんど止まりかけで)

     Left OK, Right OK, (通過

     (Right turn)

     which corce we go ?   Number 1 ?

     (1)

     Yes sir, I will go to number 1.

     Right OK, R signal ON (R sig), Right back OK, NO pedestrians,

     Which lane I have to go ?

     (車線ある指差して、Is this lane OK? うなづく

     (Park there, using back)

     I will go to there.縦列駐車課題へと車を寄せる右ウィンカーを出して)

     Right OK, (R sig) back OK, I will stop here.

     I will start parallel parking. (L sig) Right OK, Left OK, Rear OK, start !

     (動き出したら直ぐに)(R sig).(試験官 ウィンカーの出ている方向を確認)

     (縦列駐車中、車がスペースに入るまでは、ウィンカーを出しておいた)

     (頭が入って、寄せるときは、ウィンカーは、戻ったままつけなかった)

     I think finished. (ストップウォッチ止め、時間を記入)

     (もっと、右に寄せろという指示)

     Can I run over white line. (右端縁石手前に白線がある)

     試験官うなづく

     I will. (何度か切り替えして、右に寄せた。右側の白線を半分ほどタイヤが踏んでいる状態)

     (Go to turn)

     Can I back, before leave hear ? (試験官うなづく

     (L sig) Left OK, Right OK, Back OK.棒ぎりぎりまで真っ直ぐバックする

     Left back OK. (駐車スペースから、車線に出る。直ぐに右に入るので、あまり右に寄せ過ぎないほうが、次のターンに入りやすい)

     (R sig) Right OK. Right back OK. (右後ろも、確認後、ターンエリアに入る。出来るだけ右につけたほうが後が楽だが、試験コースが狭いので、右1/3ほどのところに入ってしまった。

     (Turn here)

     Yes sir.  May I start now ? 

     (動き出すと同時にストップウォッチをスタート)

     (転回開始・ただ、切り替えしながら車の方向を変えるだけ。右後ろが、バーにあたらないように注意し、エリアを有効に使いながら向きを変えればOK)

     (You do not need going right side.  ..More, strait ahead)

     Yes sir...... I finished.

     (OK. Right turn. And go strait.)

     (R sig)Left OK, Right OK, Right back OK, start.

     (車線に出て、右カーブ、先に一旦停止で、右折)

     (一旦停止の右折)(R.sig) Left OK, Right OK, Right back OK. Go.

     (そのまま、直進する。ずっと先に、一旦停止あり。)

     一旦停止より5mくらい手前まで来た時、止まるように指示ある

     (R sig) I will stop.

     (go back ! と指示される

     I will back. Left OK, Right OK, Rear clear, go.

     (OK enough, Left turn, go to start point)

     I will. (L sig) Left back OK, go.

     先を左折するので、動き出したら、ウィンカーを消し、すぐ、再び左に出す。

     (一旦停止(L sig) Left OK, Right OK, no pedestrian. Go.

     (十字路・標識なし)(十分に減速して・ほとんど止まりかけで)Left OK, Right OK.

     (スタート地点のパイロンの脇に停車)right OK, (R sig), rear OK, Stop. Hand brake OK. I finished.

     (you passed, you are good drive !) 98点で合格!

     (sign here) 試験官の差し出したボードの自分の名前の横に、自分のサインをする。

  書類を返してくれる。

  免許手続きを行う(インフォメーションに並んで、待合い番号を貰う)。

  You passed. 言われた後、サインするときに、手が震えてサインの字がゆがんでいました。それでもOKです。

  これで、実地試験はパスしました。あとは、免許申請だけ。